北金ヶ沢の大銀杏

深浦町の北金ケ沢にあるイチョウは日本最大のイチョウであり、樹木全体としても4番目の大きさの巨樹とされています。
目通り幹周22m、樹高31mの巨木であるとともに、枝をよく張り、樹勢も良好で、イチョウ独特の樹形をよく示し、
11月〜12月にかけて黄金色の風景を生み出します。古くから神木として信仰され、人の乳房状あるいは鍾乳石状の気根が多数垂れ下がっていることから、
母乳が不足した女性の信仰対象として「垂乳根の公孫樹(たらちねのいちょう)」とも呼ばれ敬われていました。
母乳のでない女性が秋田や北海道から願掛けに訪れ、気根にお神酒とお米を添えて祈る風習は昭和50年代まで続いていたといわれています。
住所 | 青森県西津軽郡深浦町塩見形356 |
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電話 | 0173-74-2111(深浦町教育委員会) |