生のトーキビを食べたことがありますか?!

6時起床。眠い目をこすりながら、うわさの「ふかうら雪人参」を作っている舮作(へなし)興農組合代表・坂本正人さんを訪ねる。

ニンジンは雪の下では凍らないように自ら糖分を蓄える性質があり、 その結果、糖度10度以上という果物のように甘いニンジンができるという。
厳寒の12月から2月にかけて、独自の機械で30cmほどの雪を払いながら畑を掘り起こし、 その後をお母さんたちが一つ一つ拾い上げていく。厳しい作業だ。
その甲斐あって、今では深浦名産として東京の大手デパート、ジュース・メーカー、有名レストランにも納めているとか。
「中国からの輸入が増えてニンジンもタダ同然になってしまった。これからは付加価値を付けていかねば」

この日は残念ながら味見はできず、その代わり坂本さん、畑に入りトーキビをもいできて「食ってみろ」と言ったものだ。
「生で?!」 半信半疑で一粒口に入れてみると、これがじつに甘い!
しかもジューシーなのは驚くばかりだ。坂本さんは緑肥を組み入れた輪作経営を確立し、1988年に朝日農業賞を受賞している。
200ヘクタールの見渡すかぎりの畑では今フルーツのように甘いいろいろな野菜が育っている。
「深浦の地の利もある。後ろからは白神山地の伏流水が流れてくる。 前からは海の潮風が一年中吹き上げてきて、野菜を甘くしてくれる。だから、ここの雪はしょっぱいよ」

ふかうら雪人参公式サイトはこちらです

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NOTES

ふかうら雪人参

「ふかうら雪人参」は深浦町の舮作興農組合で栽培されている雪の下から収穫されるフルーツのような甘さをもったにんじんです。...続きを読む

にんじんジュース
朝日農業賞

朝日新聞社が昭和38に創設した農業に関する賞。です。

「農業の振興と発展」に寄与した団体へ贈られ、その集団の業績をひろく社会に紹介し、日本の農業の振興と発展に寄与しようとするものです。