清滝川橋→追分碑→千畳敷海岸。

気持ちよく晴れ渡った早朝、風合瀬(かそせ)辺りから林道へ入っていくと清滝川橋に着く。
そこから見下ろすと、はるか眼下にきらめく川面と思いきや、段々状の水田の稲がさわさわと揺れ、まさに川がうねりながら流れているように見える。 浅緑色に輝く、音の無い川。 野鳥のさえずり以外は何もきこえず、静寂の風景が身体の中へ沁み込んでくるようだ。 清滝川橋からしばらく北へ走ると畑がひらけ、と、その真ん中に追分碑が建っていて、右へ大戸瀬、左へ深浦とある。
かつてはここを多くの商人が、ときには津軽の殿様一行も往来したことだろう。 というのも、ここから少し海側に進めば崖下に千畳敷海岸が見える。 その昔、殿様が千畳の畳を敷き酒宴を張ったという話が残る、深浦の名所の一つである。 五能線の車窓から見るのとはひと味違った、いわば裏ルートのミニトリップもお勧めしたい。

日本一の大銀杏
樹齢1000年以上、高さ31メートル。天を衝く高さだが、何よりもこの銀杏は主たる幹が分からないほど横へ横へと張り出し、その偉容は屋久島の縄文杉を思わせる。枝から垂れ下がる幾つもの気根が乳房に似ていることから"垂乳根(たらちね)の銀杏"と呼ばれ、町のシンボルとなっている。(国天然記念物)

見入山観音堂
難所だ。狭くて急な石段、足を滑らせれば遥か下を流れる追良瀬川まで転がっていきそうだ。室町時代の創建とされているが、当時は石段とてなく、一体どうやって木材を運び上げたのだろう。ここは岩盤が頑丈で、祀られている不動明王の名の通り先の大地震でもびくともしなかったらしい。その岩盤よりもさらに固いもの、それが信仰の力というものかも知れない。

昼食は「いか焼き村」の深浦特製ラーメン。魚介どっさり、海藻がおいしい。海藻を練り込んだ緑色の麺がオツ。

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NOTES

風合瀬

国道101号線沿いの「道の駅ふかうら かそせいか焼き村」は、深浦町の北部にあり、千畳敷海岸と岡崎海岸の中ほどに位置しています。...続きを読む

大銀杏

深浦町の北金ケ沢にあるイチョウは日本最大のイチョウであり、樹木全体としても4番目の大きさの巨樹とされています。...続きを読む

見入山観音堂

津軽霊場第9番の札所で、津軽礼状の中でも最も難所とされている見入山観音堂は、室町時代の初期に創建されたと伝えられています。...続きを読む

深浦特製ラーメン

深浦産の天然わかめを練り込んだ麺に、海苔、あさりなど深浦の海産物をたっぷり載せた、磯の香り漂うご当地ラーメンです。...続きを読む